学系紹介Course

教育研究上の目的・方針

教育研究上の目的

産業および科学研究の中核である「機械工学」の基礎を重視し、そのような社会的要請に応えるオールラウンドエンジニアの育成を行います。その目的のため、ロボット・福祉、自動車・電気自動車といった機械工学に対する先端的社会ニーズから、コンピュータを用いた設計技術、製造技術、熱流体技術を含む基盤的ニーズまでの幅広い分野をカバーし、研究および教育を実施します。PBL・アクティブラーニング形式の授業を教育の骨格とし、体験と主体的な学びを重視します。これらの授業を通じ、創造的・個性的でアイディア豊かな、優れた人格を持つ実務的な技術者を育成します。

入学者受入の方針(アドミッションポリシー)

機械工学系では,次のような学生を受け入れます。

  1. 機械工学に関心を持っている。
  2. 学んだ機械工学を生かして社会に貢献したいと考えている。
  3. 自動車やロボットなど先端的科学技術や、エネルギー・環境分野、製造分野など社会の幅広い分野で活躍したいと考えている。
  4. 自由な発想と主体的な行動を好むチャレンジ精神を持ちたいと考えている。
  5. 大学での勉学に継続的に取り組める。
  6. ものづくり立国であるわが国のアイデンティティを大切にし、国際社会で活躍したいと考えている。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラムポリシー)

卒業までの全期間を通じ、体験的な学びを重視します。そのため、主体性を育てるプロジェクト形式の授業を数多く行います。この基本方針の下、下記のような教育課程を編成します。

  1. 1年では、入学までに学んだ数学、物理、情報の各科目を発展させ、2年次以降の専門基礎科目を学ぶための基礎力を培います。また、ものづくりの基礎科目を通じて、ものづくりの基礎となる知識とともに設計技術や工作を学びます。実習やPBLを通じ、ものづくりと機械工学を担う技術者として必要な、優れた人格を育み、基礎的な価値観を培います。
  2. 2年次には機械工学の基礎である材料、熱、流体、機械(機構)の力学を修得します。 また、実験や設計製作プロジェクトを通じて、レポートを作成し、現象を分析する能力を修得します。
  3. 3年では将来の進路に応じた専門科目を選択して履修することで、より高度な機械工学を身につけます。学生は3年後半の早い段階から研究室に所属し、教員・先輩との交流を通じ、研究はもちろんのこと、人格形成や、就職活動の情報交換・職業意識の 形成など、社会性に資する体験を蓄積します。
  4. 学部4年間の機械工学の集大成として、卒業研究を実施します。国内外の文献を調査し、実験や実習を行うことで、専門とする技術の学習方法や内容への理解を進める手法を修得します。

学位授与の方針(ディプロマポリシー)

建学の精神を理解し、理工学部の教育理念に沿った実践的能力を身につけるとともに、次の条件を満たすものに学士学位を授与します。

  1. 機械工学に関する4力学の基礎を修得し、技術に関する問題を主体的に解決する能力を有する。
  2. 機械工学の分野において、個性豊かな創造性の発露と応用力の修得が、卒業研究等を通じ確認できる。
  3. 機械工学の新しい知識や技術を意欲的に吸収し、他に説明できる能力を持つ。
  4. ものづくり立国であるわが国のアイデンティティを大切にし、他者や社会に責任ある機械工学技術者として、相応しい人格を有する。