学系紹介Course

学系主任メッセージ

「夢」を実現するための第一歩を!

みなさん、機械工学の世界にようこそ!

本学の機械工学系では、従来の「モノつくり」に、人工知能や機械学習などの情報分野を融合した「将来のモノつくり」を学ぶ機会も提供して、みなさんの「夢」の実現をアシストしています。私自身は、機械工学分野の技術者・研究者として、新しいコンセプトを搭載したドローン開発、身のまわりにある空気や水などの流体制御を通して、社会課題の解決に貢献することを目指しています。さらに、機械工学分野の教育者として、これからの日本を背負って立つ、みなさんのような若い技術者・研究者・教育者を育てることを目指しています。

機械工学は、「モノ」があれば、何らかの形で必ず貢献している学問分野です。また、「モノ」の周りには必ず機械工学に関連する問題や課題が存在しています。したがって、「モノつくり」に関する「夢」を実現するためには、機械工学が欠かせません。

機械工学系の教育の特色

機械工学系では、「モノつくり」に関する「夢」を実現するために、「将来のモノつくり」をテーマに、教員・職員・設備・システムを充実させ、全力で取り組んでいます。

・機械工学系技術者としての基本知識を習得

機械工学・機械技術者の基本である「熱力学」「流体力学」「材料力学」「機械力学」を習得します。さらに、その中で興味を持った分野について、より高い専門知識を習得することができます。

・「モノつくり」のために必要な表現方法・技術を習得

「モノつくり」においては、自分自身で考えたアイデアを正確に表現し伝えることが大切です。「機械設計製図およびDTPD(Digital Technical Product Documentation)」の授業を通し、「将来のモノつくり」に対応できる機械設計製図の基本技術を習得することができます。

・習得した知識や技術を最大限に活用して新しい価値を提案・実践

得られた知識や技術は、実際に活用することでしっかりと身に付けることができます。課題を設定しそれを解決するプロジェクト型の学習プログラム(PBL, Project Based Learning)である「機械設計製作プロジェクト」の授業を通し、実際の会社で行われている研究開発・製品開発・製造技術開発などと同様の一連の流れを経験し、自分自身で考えたアイデアを実現することに挑戦できます。

・機械工学をベースとした幅広い分野から、自分に合った研究テーマを選択

4年間の集大成として、卒業研究を実施します。現在、機械工学系には様々な研究に取組んでいる8名の教員が在籍しています。機械工学の特定の分野からではなく、幅広い研究分野から、自分に合った研究テーマを成績に応じて選択することができます。

さあ、みなさん!「モノつくり」に関する「夢」を実現するために、第一歩を一緒に踏み出しましょう!

富樫 盛典 教授
機械工学系主任富樫 盛典トガシ シゲノリ 教授

1995年3月東京大学大学院 工学系研究科 機械工学専攻 博士課程修了 博士(工学)取得。1995年4月 (株)日立製作所 機械研究所 研究員、主任研究員、研究室長、研究開発グループ主管研究員を経て、2020年4月より国士舘大学 理工学部 理工学科 機械工学系 教授。 企業の研究開発部門に25年間在籍し、各種製品の流体制御技術を担当し、新たなコンセプト立案から製品化までを経験しました。「しなる木を風は折らない」ということわざは、流体力学にも通じる人生訓。企業の研究所勤務で培った流体シミュレーションと3Dプリンタを武器に、ドローンをメインの対象として、流体制御技術で社会課題の解決に、精力的に取り組んでいます。